「ラクガキコウザ」

先日、寄藤文平さんの「ラクガキ講座」へ行ってきました。

著書「ラクガキ・マスター」の刊行記念として
いくつかの書店で行われているイベントだったようで、
私も書店で偶然みつけて申し込んだのです。

ずっと以前、寄藤さんの仕事の模様を
テレビの番組で見た時のことを覚えていたので、
この講座はとっても楽しみでした。

その番組では、本の装丁の打ち合わせ中、
ごく初めの段階のアイデア出し・・・で描くイラストが
ものすごく完成度が高くて速く、しっかり色までついて、
本の形になったところの絵まで描き終え、

「こ〜んなイメージですかねえー」

と、目の前の編集者に見せるのです。
取材者に、”この場でそこまで描く意味は?”と聞かれて、

「みせられた方は、イメージがわかって安心するし、
 描いている方も”分かってもらえている”と思えるので」

・・・そこで、今回の「ラクガキマスター」。
番組でみたあのシーンに通ずるものはあるのかな。
実際、とても面白い時間をすごしてきました。

「ラクガキすることで、思ってもみなかった絵がかけるという喜び」
というのがテーマで、とにかくグルグルとあてもなく描いた
ぐちゃぐちゃの線を描き、

「あ、この部分が人の横顔っぽく見えなくもない」

と思ったら、そこに人を描く。
それをつなげていくと、徐々に全体にストーリーが生まれて、
思ってもみなかった絵が完成。

実際にウォーミングアップとしてこの作業をよくされるそうで、
そういう偶発的な何かを繰り返していると、
「思ったものをちょっと描いてみる」
ことがしやすいんだそうです。

講座の中でもみんなでラクガキをしました。

以前、福岡にいる時に「らくがき」をテーマにした
イベントをしたことがありましたが、その時にも感じたものが
ふと蘇りました。

完成したみんなの絵は衝撃的なものばかり
(=わずかな線から妄想する世界のすごさ)で、
わあー座って黙ってるだけでは人って分からないものだなあ、
やはり人ってオモシロいわ、なんて・・・
絵だけでなくしみじみ人間について考える時間でもありました。

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こちら、講座中に描きました。
「Google」の文字を元にした私のラクガキ。

「ポパイ、マリリンモンロー、パックマン、
僕と同じ世代のにおいがしますね!」

といわれたこちらの絵、いやほんと、
寄藤さんとはひとつ違いのわたくしです。

たった3分鉛筆を走らせるだけで・・・出ちゃうのですねえ。

ただただ描きたいもの描く。
改めてそのすごさと楽しさを再確認できた時間でした。
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by cherry_icecream | 2010-04-26 16:02 | イラスト


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