「座席」

先日映画館へ出掛け、本当に久し振りに、
純粋に楽しく心静かに観賞し終えることができました。

当たり前のことのようですが、私にとってはかなりレアケースです。
観に行く度、昔から何故か近くに座るのは迷惑な人ばかり。
”貧乏ゆすりの激しい人”、”携帯電話が鳴る人”、”アフロヘアの人”、
はたまたストーリーの意味が分からないだろうと、連れの人に
”解説をし続ける人”などなど・・・びっくりする人揃い踏み。

さらに、話の方向はちょっと違いますが、
何故かどうも昔から座席系ハプニングが多いのです。

以前、飛行機に乗った時のこと。
歳の頃60歳くらいのおばさまがお隣の席でした。
その時私はとても疲れていたので、席に着くなり毛布を首まで掛け、
離陸も知らないくらい早急に眠りに落ちました。
すると、かなり寝込んだ頃に私の肩が大きく揺さぶられたのです。
何かあったのか?と慌てて起きると、となりのおばさまが私に一言。

「アナタ、飲み物がきたわよ!」

えええっ!!!
驚いてキョロキョロすると、通路にはドリンクワゴンが。
そして、客室乗務員の方の穏やかな目線が
すでに私に向けて据え置かれていました。
こんな時・・・人ってとっさに選べるものなのですね。
「アップルジュースを下さい」と口が勝手に喋りました。
そんな私を見ておばさまは、「よかったわあ、間に合って!」

そしてまた、新幹線に乗った時のことです。
品川から乗り込むと、隣が空席のまま発車しました。
「このままひとり・・・だったりして?」
淡い期待をいだきつつ、新幹線はあっという間に新横浜へ到着。
するとすぐに、隣の席には初老のおじさまが座りました。
・・・そうよね、期待する私が悪かったと反省した次の瞬間。

「これ、食べなさい。」

座った途端にビニール袋をガサゴソしていたおじさまは、
モナカアイスをおもむろに半割りにし、私に勧めたのです。

ええーーーー!確かに私、アイスが好きですけれど。
でも、隣に座って10秒そこそこの見知らぬ方から突然アイスを頂くのは、
さすがにちょっと抵抗が。

「あ、いや、どうも、けっ・・っこうです。(作り笑い)」
「そんなこと言っても、ワシだって一人で全部食えんよ(軽くムッ!)」

えええーーー!よりによって逆ギレ気味!?
仕方なく私は小芝居を打つハメになり、
「ありがとうございます、でもワタシ・・・
実は今、お腹を壊しているんですよ・・・(渋い顔)」
「それじゃあ仕方ないなァ」
おじさまはようやくアイスをおさめて下さいましたが、
買って楽しみにしていたお稲荷さんも食べられず仕舞い・・・。

そしてまた、かつて満員電車に乗った時のこと。
当時、日本一混むと言われていた路線のラッシュタイム。
私は座席の最前列に立ち、必死につり革にしがみついていました。
混雑の中、前に”だけ”空間があるというのもまたツライことです。
足元には座席があるため動けないにもかかわらず、
上半身だけが人に押されてどんどん前のめり。
徐々に座る人の上に被いかぶさるような格好になってしまいました。
もうすぐ!もうすぐ次の駅だ・・・と思った瞬間。

キキーーーーーーッ!!!

急ブレーキと共に、私はつり革を軸にクルンと半回転。
なんと、目の前の席に座っていたおじさまの膝の上へ座ってしまったのです。
きゃああーーー!!
立ち上がりたい気持ちとは裏腹に、私がそれまで立っていた場所には
押出し式に出てきた人が、もうつり革を持って立っています。
私はおじさまと同じ方向を向いたまま、膝の上で力なく
「申し訳ありません・・・」を連呼するしかありませんでした。
ああどうなんだろう、乗車率300%の電車で座れてしまった私・・・

・・・というわけで、”座席にまつわるエトセトラコンテスト”とか、
そういうのはないんでしょうか。

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座席指定の映画館。
自分で選ばせてもらうと
それは全て自己責任・・・?
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by cherry_icecream | 2007-07-02 21:11 | イラスト


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