「適当論」

かつて「適当」・・といえば、それは”ふさわしいこと”
という意味がメインだったらしいのですが、
今ではどちらかというと”いいかげん”という意味として
使われることが多いようです。

この”適当”という言葉がまさに”適当”な人、それは高田純次氏。
精神科医が彼と対談し、彼の思考をなぞりつつ
「適当とは?」をひも解く本、”適当論”を読んでみました。

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「適当論」 高田純次:著
ソフトバンク新書


というのも、先日テレビをみていていた時、
高田純次がレポーターとして登場したのですが、
金髪のカツラにコントメイクをした彼が真顔で現れ、
「こんにちは。アンジェリーナジョリーです。」
と言ったのです。

・・・!!
ばかばかし過ぎる・・・(でも嫌いじゃない、こういうの。)
この時、私はたいそう疲れていたというのもあるのですが、
筋肉が勝手に緩むというか、骨がくだけるというか、
ひどく言い表わし難い気持ちになったのです。
この本をよんだら、その時の気持ちが解明されるかな?と思って。

実際本を読んでみると、内容は全然適当ではなく、
心理テストなどを中心に、現代社会の空気の話、
若者・大人という立場の話、さまざまな視点からひも解かれていました。

「適当」とは、「バランス感覚」のことなのだとか。
彼は楽天的にツキのあるなしを見極めていて、
運がよかったことを喜びながら、その反対のこともあると知っている。
世の中上手く出来ているなと思っている。
だから、”適当”になれる・・・と。

良く考えてみたら、適当・・・というのは、
全てが分かっていなければ、適当かどうかもわからない。
”適当”とは、実に深い概念なのでした。

昔、高田純次を見かけた時、閉まった踏み切りのバーを上げて
無理矢理渡っていました。
子どもだった私は唖然として眺めていましたが、
彼は振り返って笑顔で「こういうことはしちゃだめだよーん♪」
と悠然と歩いて渡ったのでした。
あれは・・・どんな適当?
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謎は深まるばかりですが、
まあそのへんは
深く考えず適当に。
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by cherry_icecream | 2007-08-31 14:30 | イラスト


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