「パンチ?」

考え事をする時って、静かなところが一番とは限りません。
ちょっとは人の話し声が聞こえるような喫茶店だったりした方が、
ずっと効率良くひらめいたりするものです。

・・・そう思って、私はコーヒーを飲みに出かけました。

やや混雑した店内ながら、一番角の席が空いている。
よかった!

と思ったのもつかの間。

となりの大学生風のカップルが席を立ち、
すぐに腰を掛けたふたりの会話が私を苦しめました。

その方達は、お姿から推測するに多分70代。
どうやらビジネス的なお話をしているようでした。
声が非常に大きいので、”もしかして私も会話に入れて頂いている?”
というくらい、ついついその内容を把握してしまいます。

ふたりの話は、何かの仕入れの話から一転、
「こんなことになったらどうする?」という、
起こりうる非常事態に備えたアイデアを出し合うことに
焦点が絞り込まれました。
そして聞こえてきた一言が、問題の言葉です。

「そりゃあれだ、パンチヒッターを用意しておかないと」

・・・パンチ、ヒッター。

困ったのは、この言葉を、ふたりが何の疑問も持たずに
使いまくることでした。

「じゃあパンチヒッターは当日・・・」
「パンチヒッターとはいえ、人選が大変だ」
「いつパンチヒッターのスケジュールを押さえるかだけど・・」

ここまでくると、ほんとうに「パンチヒッター」っていう言葉が
あるようにさえ思えてきてしまう。

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パンチ・ピンチ・ピンチ・パンチ。

そのうち笑えてきて、
ついには顔もニヤけてしまい・・・


結局、考え事ははかどらず、
遠い眼で立ち去るしかない私なのでした。
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by cherry_icecream | 2007-10-16 16:02 | イラスト


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