「植物のミリョク」

き・た!!!

ついにきました。
金木犀の季節が。

東京では(北では?)もうかなり前からよい香りがしていたようで、
いい匂いがするよと聞くにつけ、早く嗅ぎたい気持ちを
ずっとつのらせていました。
こちら福岡では、これからしばらく楽しめそうな気配です。

香りを嗅ぎ過ぎるとちょっと過呼吸気味になりますが、
この季節限定のはかない香りを嗅ぐためなら、
ちょっとくらい苦しくなったって大丈夫。

子どもの頃、金木犀の香りをどうにかして手の中に
おさめておきたくて、その小さな花を摘んで集めては、
せっせと自分の机の抽き出しに溜め込んだことがありました。

奇跡のような山吹色の可憐な花は、3日もすると
奇跡のようにあっという間に茶色く姿を変えて、
これまた奇跡としか言いようのない驚きの悪臭を放っていました。
あーーーあの時のショック、いまだに忘れられません。

ある特定の植物への執着というのは、まだ他にも幾つかあります。

例えば、小学校の理科の時間に、
「サルビアの花のまん中をつまむと、根元においしい蜜がありますよう」
と習ったその日から、1週間はサルビアしか目に入りませんでした。
都合のいいことに、私の生まれ育った市の”市花”はサルビアだったので、
何かと植えてある場所が多く蜜の探しがいのあることあること。
きっと虫達の世界では、
「今年はサルビアの蜜がない・・・異常気象か!?」
と騒がれていたに違いありません。

そしてやはり小学校の夏休み。
何気なく引っこ抜いた雑草の根が、思いのほか白く繊細だったので、
そっと水で洗ってみました。
するとそれはまるで漂白したかのように真っ白で、
細く束になった様子が本当に美しかったのです。
私はその日から、何かにとりつかれたようにその根を引きまくり、
洗いまくり、それを花壇のフチにならべて干しまくりました。
何故だか今でも分からないのですが、
”これを沢山集めてカツラをつくろう”と決心していたのです。

子どものあてにならない目測で、
「よし・・・明日収穫し終えたら必要な量は揃うな」と思った次の日・・・
なんと全ての根っこは跡形も無く片付けられていました。

があああああああん!!!!!

あの時のショックも、いまだに忘れられません。
それにしても、カツラを作って私はどうしたかったのか??

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もし25年前に
タイムスリップできたとしたら・・・

是非ともそのあたりを
自分に聞いてみたいものです。
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by cherry_icecream | 2007-10-17 17:16 | イラスト


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