「ある優しい猛犬の危険な遊び」

決してよそのお宅を覗き見する趣味はありませんが、
近所にとても気になるお家があります。

門扉には「猛犬注意!」というモノモノしい字と、
見るからに猛犬らしい絵がかかれたシールがペタリ。
その横にはさらにご主人手書きの札が下がっていて、

「犬を庭に放しています。
門は開けずに先ずはこちらのインターホンを押して下さい」

という案内が。

・・・一体どんな犬なんだろう。
通りすがりに気になってチラッと見ると、
門扉の奥に、その「猛犬」が見える時があるのです。

白くて大きなその犬は、子犬のようなつぶらな瞳。
歩みもゆっくり、無防備な姿で寝ていることもしばしば。
”猛犬の対極に生きる犬”という雰囲気の愛らしいさに、
私はその家の前を通る度についつい覗いてしまうのですが・・・

ある日、通りに面した格子の柵からのぞく白い鼻先を発見。

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格子の隙間からメリメリと。
柵で顔がゆがむ程、
全力で外を覗いています。



うふふかわいいー!
その場を立ち去り数時間後に帰って来た私は、もちろん、またチェック。すると・・・

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あれ??
・・・行きに見たのと
全く同じじゃない?



もしかして・・・
あの犬、顔がハマったまま取れなくなっちゃった、なんていうことは・・・
そういえば、吠えもしなければ微動だにしていなかった。

家に戻ってからも妙に心配になっていた時、ある買い忘れに気づいた私は、
いいチャンスとばかりにもう一度家を出ました。

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あーよかった!!!

でも・・・
やっぱりはまってるんだァ・・・



後日、ご主人が格子の柵にネットを張っていました。
かわいそうに、ちょっと危険な首出しブームは、あっけなく終了。
是非、頑張って次の遊びを開発して欲しいものです。
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by cherry_icecream | 2008-01-28 19:02 | イラスト


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