「ちよこれいと」

今週、世の中はチョコレート週間でしょうか。

小さな頃のことを思うと、鮮烈に思い出されるチョコレートがあります。

当時、ロッテが発売していた「アーモンドビッグバー」というチョコレート。
板チョコを3枚重ねたような分厚さの、まるで延べ棒のようなチョコレートでした。
アーモンドが隅々までギッチリと入ったそれは、
小学校にあがった1980年頃、1本200円だった記憶があります。
ちいさな子どもにとっては、高嶺の花的チョコレート。

当時、切望してもなかなか好きなお菓子を買ってもらえない鉄壁ルールがあり、
だから大抵、母がつくってくれるドーナツだとか、プリンだとか、
サンドイッチだとか・・がおやつでした。
今でこそ、「お母さん、忙しかったのにありがとう」と思えるのですが、
当時は、親の心子知らず。
とにかく、お菓子売場で袋に入ったお菓子をかってほしーいッ!!!
ゼリーとかラムネとかを練ってつくるお菓子などにいたく憧れていました。

小学一年生のある日、そんな母から突然、
そのアーモンドビッグバーが手渡されたのです。

「はいどーぞ!これ全部、あなたが好きな時に好きなだけ食べていいわよ。」

えーーーーなになにッ!?
突然「いいわよ」って言われたけど・・・。

一気に任されちゃうと逆に困ったもので、中々手がつけられません。
大体、次にこの”自由に食べられるチョコレート”が手に入る予定は未定ですから、
どれだけ大事に食べるべきチョコレートなのかもわかりません。
うーむと悩んだ末、その日は眺めて終わりにすることにしました。

次の日、ようやく銀紙を(そういえばアーモンドビッグバーは金紙でした)
ピリリと破いてみると、チョコレートの角がキラーンッ!!
それを見た途端、うわー、どうしよう!どれだけ食べよう!・・・と
テンションが上がってしまい、この日も結局、食べずに保管。

3日目。私はチョコレートではなく鉛筆を握っていました。
どれくらいずつ食べるとより長く楽しめるかを考えるため・・・
この時おそらく人生で初めて、私は「計画」というものを立てたのです。

母は一体、何を思って突然チョコを・・・
もしや・・・・ここまで見越して!?

その後も、不定期に年に何度かアーモンドビッグバーが手渡されました。
それが何故「アーモンドビッグバー」だったのかは、今もナゾですが。

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by cherry_icecream | 2008-02-13 12:02 | イラスト


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