「すてる、その前に。」

先日、テレビ番組「探偵ナイトスクープ」で、
視聴者からこんな依頼がありました。

「新婚当初より20年間大切に乗っていた、
もはや家族同然の車がついに壊れてしまいました。
廃車になる前に想い出づくりをしたいので、
是非手伝ってもらえないでしょうか」


うわあああ・・・わ、わかる!!!


この気持ち、痛い程わかります。
昔から私もモノとの別れに弱くて、手放す際にはいちいち、
「ああさようなら」「今日で最後か」「もう使わないんだね」と、
ウジウジいつまでも思うタイプ。

小さな頃は、台所のお玉ひとつとっても大騒ぎ。

母:「このお玉もさすがにもうダメね・・・」
私:「ええッ!ずっと使ってたのにどうして!?」
母:「仕方ないわよ、だって穴があいちゃったんだもの・・・」

・・・という訳で、それは私が引き取ることにしました。
母も「それで納得するならどうぞ」と渡してくれたのですが、
私の机回りで教科書やノートと一緒に生活するには不似合い過ぎ。
でも納得いくまで手元に置いて、それから自分のタイミングで捨てる。
・・・これが大事なんです!(力説)

またある時。

やはりまだ小さな頃、お風呂場のガス湯沸かし器を変える時は大変でした。
なにしろ、きっと業者さんがまるまる持って帰ってしまうので、
手元にはなにも残りません。

姉と一緒に、「ちょっと・・・どうする」(※姉も同タイプ)
そこで姉がひらめき、湯沸かし器に貼ってあった、

「カチッと点火!」

と書かれたシールを無理矢理剥がして、当時の日記帳にペタリ。
「危なかったねー!」・・・なんとなく溜飲が下がるふたり。

小さな頃からこうですから、大人になって我が家の車が
引き取られて行く時など、その日を考えただけでめまいがしそうでした。
幸い、私は福岡に住んでいるのでその場で別れを経験せずにすみましたが、
時々実家に帰った時、家の駐車スペースにかつての姿がないのは
何度みてもキューンと胸が痛くなります。

番組に出て来たその家族は、みんな号泣していました。
ああああああ、私もちょっともらい泣き。

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不思議なのは、物によっては
なんのためらいもなく
バンバン捨てられる私。

自分の基準が
今もって全然わかりません・・・
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by cherry_icecream | 2008-05-09 22:44 | イラスト


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