「今年の沖縄・その2」

(前回からのつづき)

マリンウォークに参加する当日、
朝からいいお天気でホッと一安心。
ああ今日も海は青い。
私は、あそこへ潜るのか。

潜る予定は午後だったので、
気晴らしに(?)ホテルの横にある
海中展望塔に出掛けてみました。

岬から沖へ向かって長い長い橋が伸びていて
その先端に海中展望塔が建っているのですが、
その塔の入り口まで来て初めて、
「海中」展望塔の意味を知る私。

展望塔は、まさに海中へと階段が下へ続いていて、
作られた小窓から魚が見えるという
天然水族館のようなカラクリになっているのでした。

私、「海中」とは「沖へ出る」ことだと勘違いしていたので、
展望塔の上から沖を眺めるのだと思っていたのです。
・・・ああ、このへんがもうカナヅチの発想。
午後のことが俄然心配になってきました。

とはいえ、海中に潜れるなんて今の私にはうってつけ。
素晴らしき予行練習です。
気を取り直して、螺旋階段をグルグルと下ってゆくと・・・


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きゃーーー!

こんな魚が

びっくりするほど

ウヨウヨ泳いでいる!!




明らかに、いつもと見るポイントが違う私。
キレイ〜!という感想は皆無で、

「ここへ入る。私が!」

と、3時間後に向けて必死のイメトレ。
館内にある魚の説明ボードを読みながらも
その内容は全然頭に入ってきませんでした。

ドキドキしながら、また階段を上がって海上へ出ると、
塔の上から餌やりが出来るようになっていました。


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こちらが、
そのエサ。

アイスモナカの中には、
つぶつぶの魚のエサが
詰まっています。




棟のまわりには魚が沢山あつまって、
ナルホド、だから海中の窓からは
おびただしい数の魚が見えたのだと知りました。
私がもぐったら、「カナヅチが来たぞ見に行こう」と
魚が集まりそうでコワイ・・・

さてさて、ついにその時間が!!
最高で6名まで参加可能なツアーでしたが、
聞いてみると、今回は我々2人だけらしく、
この事実は私をホッとさせました。

が、私がホッとした分、スタッフの人をビビらせました。
事前に質問シートを渡され、もろもろ答える欄があるのですが、

「貧血を起こすことがある → (1)現在(2)過去にあった」

という欄でペンがとまる私。
人間ドックの検査注射が原因で血圧が下がり、
パタリと倒れた経験が一度や二度ではない私。
ここはひとつ申告しておいた方がいいでしょう。

(2)にマル印。

その他の欄には「カナヅチです」と記入。
スタッフの方は、常に笑顔をキープしているのですが、
用紙を読む眼が笑っている様子はなく、
黒い肌に白い歯だけが異常にキラキラと光るのでした。
そして一言、

「大丈夫!無理せずゆっくり行きましょう!」

沖へ出るとびっくり、たった二人が潜るのに対して
スタッフの数は実に4人もいました。

海中案内をしてくれる人。
私たちのヘルメットを海中で見守るダイバー。
船上では、エアコンプレッサーを操作する人。
海中へ潜る際にアシストしてくれる人。

段々笑顔が硬くなる私も、この万全態勢に一安心。
早速手袋とブーツを装着して、海中へ入ります。

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「先ずやってみるので、

見ていて下さい」




と、案内人スタッフは船の脇についた階段を降りました。
海面が胸あたりまできたら、船の上のスタッフが
頭にカバリ!とヘルメットを乗せます。

「シュー!と酸素が入る音がして、
気持ちの準備ができたらオッケーサインを出して下さい」

そして、彼はあっという間に階段を下りると
海の中へと見えなくなりました。

こ・・・これを私がやるのかと思うと緊張はMAXに。

先ずは、私から潜ることになりました。
当然、現場では無言でしたが、階段をおりるだけでも
心の中では「ひいええええええええ!!!」
そして、ヘルメットがカパリと被されます。

シュー!!!

あ、シューっていった!
あとは、あとは・・・心の準備。
ちょっと深呼吸しよう・・・
ホントはもうちょっと時間欲しいけど、
そうもいっていられないし、オッケーサイン!!

一段、また一段と下ると、徐々に目の前が海中に。
コポコポという水の音(実はこれがニガテ)。
ツーンとする耳。
緊張して口が渇いているので、飲み込むツバが一切なく、
酸っぱいイメージをしながら焦って口をつぼめていると、
海中のスタッフが、私のド緊張の顔を見て、
笑顔で口の開け閉めを促していました。
私は親鳥を見るヒヨコのように、必死に真似して口をパクパク。


つ、ついた!!!
たかだか水深5メートルくらいの海ですが、
私にとってみたら異次元・別世界!!


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こちらは、オットが
デジカメで撮った画像。

デジカメを入れる
防水ケースというのが
あるんですね!

知らなかった・・・
これは一般的な
ものなのでしょうか。




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海中では、スタッフの方が
ボードにいろいろ書いて
魚の説明などを
してくれます。

餌やりもするのですが
スゴイ勢いで
手に集まる魚は
正直ちょっと
怖かったかも!?




ず、ずいぶん楽しめているんじゃないのかな?
と、自分の順応ぶりに驚いていると、スタッフの方がボードに、

「指の先を見て」

と書いて、人差し指を出しました。
素直に、指の向いている方向(海面の方)
を見たのですが・・・

「ちがうちがう〜指の先」

と書かれ、これは「指の先端を見ていてくれ」
という意味だったようで・・・
こんな時、ホントは緊張している自分を知ります。
ボケじゃないのよ。
この時、オットはヘルメットの中で、

「ちゃうやろ〜!」

と、大声でツッこんだらしいのですが、当然聞こえず。

楽しい海中散歩もあっという間に終わり、
また一段ずつ階段を上がって船へ戻ります。

ザバーッ!!!

ヘルメットを取ってもらうと、髪の毛一本ぬれていません。
いやもう、本当に素晴らしい!!

思った以上に楽しく馴染めた気がしていましたが、
実は緊張のあまり呼吸が浅かったようでした。
船で陸へ戻った後も、海に潜った自分が信じられず、
しばしボー然・・・
深呼吸して落ち着くのに10分。
あんなに空気を送ってもらっていたのに、
もっと吸っておけば良かった。

後でオットに聞いた話では、
私が潜る前に出したオッケーサインが思いのほか遅く、
船上のスタッフはちょっと戸惑いの色をみせていたそうで、
申し訳なかったなと思いました。

今も、海中の魚たちの活きの良さ(?)が眼に浮かびます。
全然知らなかった海の世界。

この私ができたのだから、世のほとんどの人は
楽しめると思います。

マリンウォークシステム、ばんざい♪♪
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by cherry_icecream | 2009-10-01 22:35 | 写真


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