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「続・高知」

今回、高知へでかけて、久しぶりに広々とした海を
たっぷり堪能してきました。

東西に長い高知県。
海岸ちかくの道をを車で移動していると
おのずと海を眺められるチャンスが多数訪れます。

そんな道沿いには、たまーに鉄道の駅を知らせる
看板があったのでした。

きっと一日に数本という頻度なのでしょうか、
駅舎もみあたらないくらいの駅なのですが、
そんな駅を見てみたくて車を停めました。

海沿いから切り立つ山の中腹に線路が見えます。
きっとあそこへ立ったら、海の眺めも最高なはず!
おでこに手のひらをかざしてキョロキョロ。
・・・で、どこなのかしらね駅は。
あのあたり?・・・がホームなんじゃないかな。

それくらい不確かな感じの駅なのです。
でも看板の矢印は、確かにこちらを示していますから。

・・・そして大きなギモン。
一体、ここから「あのあたり」へは、どうやって行くのだろーう??
どう見て回っても、道路からのぼれる細い道ひとつないのです。

・・・そして結局ナゾは解けず。

「この家の庭に入ってあの階段を上らない限り、
”あのあたり”へは行かれない。」

という結論に達しました。
さすがに勝手によそのお宅へ足を踏み入れる訳には・・・
と断念した私たちは、車へ戻ってドライブ再開。

しばらく行くと、次の駅の看板が出てきました。
駅舎はありませんでしたが、今度は分かりやすい!

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ホームへも、
すぐに上がれました。
時刻表には、
ポツンポツーンと数字がならび、
とってものどかな雰囲気。



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そして、振り返るとこの景色!!!

た・い・へ・い・よ・うー!!
く・ろ・し・おー!!

と叫びたい!
いやあ、いい駅だなあ。




そんな土佐高知では、お城も見学。
高知城は、本丸が築城当時のまま残る
(一度焼失して再建されていますが、
それでも歴史的時間が経ってます)
日本でただ一つのお城なんだそうです。

ものすごく暑い日だったのですが、
天守閣にのぼると、いい風がピュー!!
やはり時の殿たるお方、こういう風を受けながら
国を統治していたわけなんですねえ・・・。

石の積み方にも高知らしさがありました。
キリリッと鋭利に切り出した大きな岩を
キッチリと端正に積み上げるパターンとは違い、

「気のおもむくままに積んでみたらこうなったわ〜♪」

とでもいうような雰囲気。
「野面(のづら)積み」という積み方らしいのですが、
乱雑に積まれたようで、実は繊細な工夫がなされています。

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雨の多い土地柄、
水はけには十分に
気を配られている
ということで、
こういう積み方に
なったそうです。

な・る・ほ・ど!!



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「野面積み」越しの天守閣。

ただ今、補修工事中。



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お城をみたあとは、
いくつものパラソルが目立った
「アイスクリン」やさんへ。

ほの甘く
のどごしのよい
アイスクリン。

老いも若きも
アイスクリン。



帰りは、お城から市内へ数キロにも渡ってのびる
「日曜市」の出店ひとつひとつを覗きながら
楽しくウィンドウ(?)ショッピング。

特に野菜が新鮮でお安くて、衝撃!
だって、バレーボールくらいの大きな袋に入った
茗荷なんかが150円、とかなんです!
あま〜い梨にぶどう、とうもろこし、
野菜に漬け物、おまんじゅう。
どれも旅の途中すぎて買えないものばかり。

・・・とっても楽しいのに、
・・・とってもつらい!!

高知へ今度行くときは、「日曜に帰宅!絶対!」
・・・と、かたく心に誓ったのでした。
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by cherry_icecream | 2009-09-06 22:08 | 写真

「高知」

経県値をあげる旅・・・第2弾。

日本でこれまで行ったことのない県に出掛けてみる計画、
今回は高知県に行ってきました。

この春に香川へ行ったのは、夫の出張にくっついて・・・
でしたが、今回の高知も同じ。
香川と同時に行けば良かったのかもしれませんが、
いえいえ、高知はひろーいんです!!

実際にレンタカーを借りて走ってみると
(といっても、運転するのはオットなんですけれど)
その広さがよくわかりました。

今回の予定は、

四万十川で川下り。
桂浜で龍馬の気分。
鍾乳洞探検。

・・・の三本立て。
先日、何かで読んだ、

「気が足りないときは山へ。
 溜め込んでいるものを吐き出したいときは海へ。」

というフレーズが頭の隅に残っていましたが、
そのどちらも兼ね備えた高知県。
体内の何か(?)が総入れ替えした!
という実感ともなう旅でした。

さて高知名物といえば、カツオです。
(何はともあれ、先ずは食べ物が大事な我が家。)

昔、まだまだ小さかった頃。
高知県出身の知り合いのおじさんが、
今思えば皿鉢料理風の大皿で出してくれた
カツオのタタキを初めて食べたときの衝撃!

それ以来、方々で食べてきましたが、
ようやく本場で食べられるのだと思うと、キャーうれしい!!

現地を良く知るヒトに連れて行ってもらったので、
きっと高知の中でも美味しいお店だったのだと思います。
そこで食べた塩タタキ(塩味)、最高でした・・・!
焼いてもなお、身の角が立つ新鮮さ。
・・・た、たまりません。

それから、「はらんぼ」と呼ばれていたカツオのハラス!
塩焼きで頂いたのですが、これまた罪なお味で・・・
高知の人って、これを日常生活で食べてるんだ。すごい。

食べ物といえば・・・
「日本最後の清流」といわれる四万十川では、
天然の青のりが採れるのですが、
青のりって、ものすごおく長く成長するものなのですって。


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細くてながい青のりを、
櫛のような道具を使って
すくうように採る
のだそうです。



ところで、「最後の清流」という言われ方は、
「水の透明度」のことでは無いそうです。
生き物がちゃんと生きて行ける環境を保てている・・・という意味。
養殖ではない天然のものを採って漁師が生活していける
最後のきれいな川という意味で「最後の清流」と言われているそう。

チャプチャプという川の音を聞いて
ちょっと眠たくなりながら、
空を眺めては、ハアアアアア♪♪
同じ船に乗り合わせた人たちもみんな、
最後はくちぐちに「眠い眠い」と言っていました。

さて、もうひとつ、
高知といえば、坂本龍馬です。

偉人というのは「誰もが見たことのある顔」というのがあって、
他の資料や写真を見た時に「あら、こんな顔だったかな?」
と思うことが多いものですが、桂浜の龍馬記念館で見た龍馬の写真は、
どの角度からの写真もイメージ通り。
期待通りの龍馬に大満足♪・・・と思いきや、


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その記念館の
ろう人形の
「似ていない度」に
大変びっくり・・・!



桂浜では、夜に月を眺めるのがキレイとか。
今度行く機会があれば、是非夜に出掛けたいなあ。


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・・・そんな桂浜の
バス停留所開放時間は
コチラです。

開ドアー
閉ドアー

うーん、
気になるなアー!

ああ、心惹き付けるものが多い
土佐の国。
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by cherry_icecream | 2009-09-04 23:05 | 写真

「人気モノ」

アクセサリーは、気に入ったものをハイペースで
身につけることが多いのですが、

「だからといって、こんな体験を2度もするなんて。」

と驚いた出来事がありました。


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コチラが、
渦中(?)のアクセサリー。

パール的なビーズと
ワイヤーでできた
華奢なつくりの
ネックレスです。



実のところ、購入時はブレスレットだったのですが、
こんなにも可愛らしい姿にもかかわらず、
私の手首に着けるとなぜか「戦隊モノの通信機」っぽく見えるので、
チェーンをつけかえ、もっぱら首からぶら下げています。

さて、ある日の電車の中。

それなりに混んだ電車で立っていた私のすぐ横に、
50代くらいのおばさまがひとり・・・
おばさまと私との距離、わずか30センチ。
向かい合ったままの体勢を余儀無くされていました。

お互いの身長の兼ね合いから、ちょうど彼女の目線が、
私の胸元、ネックレスの位置にあるなとは思っていたのですが、
ものっすごく良く見られてるのがヒシヒシと伝わって来ました。

私はどうする事もできずに、目線を天井にずらしたりして。

・・・そして長いことネックレスを直視していた彼女が、
ふと、見るのをやめたのです。
「ああ、思う存分見てくれたんだわ」
と、ホッとした私でしたが、なななんと!!!

おばさまはカバンの中からメガネを取り出したかと思うと、
早速かけて、より真剣にビーズ細部を観察しはじめたのです。

うーん、コレはもう完全に、
ものすっっっっごく見られている。どうしよう。
こうなったら、声をかけてもらった方がいっそ楽・・・
と思っていると、そんな想いが通じたのか、

「これ、とっても可愛いわね。ご自分でつくったの?」

と質問されました。

「いえ、手づくりのものをお店で買ったんですよ。」

極めて至近距離の会話。
いやいや、こんなこともあるんだな・・・と思った矢先、
「こんなこと」が、つい先日もあったのです。

先日は、電車で座っている時。
隣に座った(やはり)おばさまが、私の胸元を覗き込んできました。
知らない人が200度くらいの角度で回り込んで送ってくる視線は、
正面からの視線以上に、どうしていいかわからないものです。

私は、マネキンのように瞬きもせず、
ただただまっすぐ前を見続けたのでした。

ふーーーーー!
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by cherry_icecream | 2009-07-23 18:00 | 写真

「93」

最近、祖母の家へよく行くのですが、
93歳の元気な祖母は、なかなかスゴイのです。

ボケた「ふり」をしたり、
ダジャレを言ったり、
かえ歌を歌ったり。
食事の支度をしている脇を通り過ぎる時、
ヒッソリつまみ食いしたり(見つかると足速になる)。

改めて歳を聞くと、
「私?今年で81歳になりました〜♪」

と、一の位まで緻密(?)に不思議なウソを。
もしかして、「93-12=81」一回り下、という設定なの!?
何げにワザが細かい。

そんな祖母に、

「人生で一番大切なことって、何かなあ」

と聞いたら、わりとすぐに口が開き、
「人様に迷惑をかけずに生きることだね」
といいました。なるほどねえ、と思っていたら、

「あ、でもやっぱり、もうちょっと良く考えとくわ・・・」

と訂正。
93年生きていると、大切なことは沢山あるんですね!?
次に聞くのが楽しみです。


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そんな祖母。

良くみたら、この日、
きのこ柄のブラウスを着ていました。
いやいや、すごい。
どこまでも偉大な祖母です。



※追記

後日談・・・・といいますか、
なんと、実は祖母は「93歳」ではなく「92歳」でした。
(・・・あら〜!) 
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by cherry_icecream | 2009-07-08 19:16 | 写真

「ちょうど、ピッタリ。」

緊張すると、左右の手足が揃って出てしまうような運動音痴なので、
スポーツ全般、疎いわたくしです。
そんな私ですから当然ボクシングについてもほとんど無知で、
いろんな種類のパンチの名前(及び、その意味)を知りません。

しかし。
そんな私でも、「アッパーカット」だけは、
どんなパンチで、どんな威力があるのか、
とても良く知っているのです。

何故かというと、高校生の頃に使っていた英和辞典に、
「uppercut」が写真つきで載っていたから。

その写真で初めて「アッパーカット」の意味を知る私にとっても、
「アッパーカットのお手本のような写真だ!」と思ったものです。

辞書や百科事典などに載っている絵や写真というのは、
思わず「ジャスト〜ッ!」と指差し確認したくなるようなものばかり。
それが当たり前の役割なのでしょうけれど、
あまりにピッタリの写真・絵なのでビックリしてしまう。
illustrate・・・というのは、「説明する」という意味だということを
改めて思い出させるようなページの数々です。

う〜ん、辞書ってすごいなあ!!

辞書を開くと、意味を調べているはずなのに、
いつも結局そんなことを考えてしまう私。


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どの単語にも写真や絵がつく
わけではないのに、
なぜ「uppercut」が
優先されたんだろう。

それにしても、見事なパンチ!
一撃で股が開いてしまうほど
すごい威力なんだなあ〜。

掲載するにあたって、
パンチを受けている左の方の
許可は貰ったのでしょうか。
いまさらながら、ちょっと心配。
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by cherry_icecream | 2009-05-30 00:05 | 写真

「かがわ、いいわ〜! その4」

香川では、丸亀市にある美術館へも足をのばしてきました。

高松駅から電車に30分も乗れば到着する丸亀は、
日本のうちわのほとんどを製造しているという「うちわ大国」で、
ならば美術館と共に「うちわ博物館」にも寄ってみよう♪と計画。

この日は、ひとり行動のスケジュールでしたが、
唯一、ひとりで不安なことといえば、知らない土地で道に迷うこと。
そんな方向オンチの私が自信満々出掛けられたこの美術館、
なぜって、「丸亀駅の駅前にある」らしいのです。

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それに。

そんな私を後押し
するかのように、
買った切符を見たら

「7777」

ん〜!これは心強い。



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到着して
・・・なるほど!

さすがの私も、
これは
迷いようが
ありません。

駅前にドドーンと
このお顔立ち。




こちらは「丸亀市猪熊弦一郎現代美術館」
猪熊弦一郎は、明治の時代に丸亀に生まれ、主に昭和期に活躍した洋画家。
「絵を描くには勇気がいる」と口にしていたという彼は、
93年に90歳で亡くなるまで、発想自由な魅力溢れる絵を沢山描いています。

展示には、好きだったという鳥をモチーフにした絵が沢山ありましたが、
その色、構図、サイズの大きさ、どれもが鮮烈。
作品脇をチラリと見て、これを描いたのは御年87歳!・・・と知った時の驚き。
近くに寄って力強い筆跡を見ると、「描くには勇気がいる」と言った彼が、
筆をとり、こう描く理由はなんだったのかなあ・・・
思わず、近くから遠くから、何度も眺めてしまいました。

丸亀まで行かずとも、猪熊弦一郎の作品は、とっても身近なところにも。
例えば三越の包装紙は、彼のデザインですし(mitsukoshiの文字はやなせたかし氏)、
JR上野駅・中央改札上にある大きな壁画「自由」も、彼の作品です。
上野駅の壁画は、実は意識して見たことがありませんでした。
ずいぶん大きな作品なのに、これまで気づかないだなんて!
そんな自分にがっかり。次に出掛けたら絶対に見よう。

展示作品はもちろん、美術館や博物館というところは雰囲気も大事ですが、
こちらはとっても穏やかで素敵な場所でした。
現代美術館然とした、独特な端正な感じがありながらも、
自然と呼吸が深くなってしまうような癒しの落ち着きもたっぷり味わえて、
特にギャラリーカフェでは思わず眠ってしまいそうになるのでした。


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美味しいスコーンとコーヒー。
「本気」のひと休み。

帰りの電車の時間も調べてあるし、
切符だって、もう買ってあるのです。

なにしろホラ、駅前ですから、
仮に5分前に席を立ったって
間に合っちゃうのですよ!



・・・そう思って、思う存分のんびり〜と過ごしていたら、
あ!!!私、うちわ博物館も見る予定だったのに、忘れていました・・・

「また香川へ出掛けるべし」という、
何かのお告げ(?)なのだわ・・・きっと。
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by cherry_icecream | 2009-05-25 11:21 | 写真

「かがわ、いいわ〜! その3」

前回、ものすごい勢いで「地中美術館」のことを細かく書いてしまいました。
時を経て書きながら、「あ〜私、楽しかったんだァ」と自分を客観視です。

さて、直島のお昼ご飯は(・・・と、突然食べ物の話)、
ベネッセハウスにて頂きました。

ベネッセハウス、こちらも安藤忠雄設計です。
作品展示が見られる(ベネッセハウス設計過程なども見られて楽しい)美術館と、
宿泊施設とが一緒になったところで、直島アートプロジェクトのいわば中核になるところ。
外国の方の姿も大変多かったです。

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海を臨む。

あ〜もう、

ゴロンしたいなあ〜





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木漏れ日のきれいな、
大きな木の下で。

あ〜もう、

ゴロンしたいな〜




レストランでは海の見える窓辺へ案内してもらえて、
地元でとれる野菜を沢山つかった、シーザーサラダランチを
頂きました。


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このボウルがまた
すごく大きくて、
その大きさ・洗面器級!

生野菜だから・・・と
たかをくくって食べ始めましたが、
全然、全然減らないのです。

でも飽きずにずっと美味しい。
野菜だけではなく、
卵もベーコンもチーズも
全部がちゃんと美味しくて、
窓の外の海がまぶしくて、
あ〜もう、ゴロンしたいな〜。



一体どれだけ横になりたいんだろう私は・・・と思いつつ、
ベネッセハウスを見学です。

地中美術館もそうですが、この島は全体的に「みせる規模」が
とっても大きくていらっしゃる。
展示がゆったりとしていて、それは空間を含めてひとつの作品だから・・・
ということなのかもしれませんが、

「それにしても、こんなに大きなガラスのドアを開けたのは生涯初めてだ!」

・・・というくらい重く巨大なドアの向こうの作品に、
ちゃんと近づいて作品を見ることができたりするのは、
なんだかとっても嬉しいものでした。

場所を移して、島の別の地区へ。
移動は、「すなおくん」という愛らしい名の巡回バス。
海沿いの高台をグルリと回り、民家の集まった「本村地区」へとやってきました。

こちらは「家プロジェクト」といって、アートへの取り組み方のひとつとして
ある種、独立した形を持っています。
住宅の中にアートが点在し、また、民家の中(だから、ごく普通の住まい)や
縁側などがそれぞれ小さなギャラリーになっていたり、
なんというか・・・これまた不思議な世界!

町の人は、それぞれの作家の人に詳しく丁寧に説明してくれたり、
自分たちの日常の中に日々やってくる多くの観光客に対しても、
とても感じよく接してくれるのです。

アートを抱えて違う形へと開発されてゆく経緯の中では、
それはきっといろんな意見もあったでしょうと思います。
それを大きく包み込んで今の直島がある・・・
その島の人々の気持ちが一番素晴らしいなあと思うのでした。
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by cherry_icecream | 2009-05-22 17:37 | 写真

「かがわ、いいわ〜! その2」

今回、香川へ出掛けて堪能してきたのは、
もちろんうどんだけではありません。

大きな目的として出掛けたのは、直島

直島は瀬戸内海に浮かぶ島で、高松と岡山から船が行き来しています。
私のまわりでも「行ってきた〜!」「よかったよ〜!」の声が
良く聞かれる島だったので、ずっと興味深く思っていました。

当日はとってもお天気に恵まれて、高松港から船にゆられて約一時間。
静かな瀬戸内海をのんびり進む船は、とってもいい気分!

直島は、ずっと以前にも開発の手が入ったことがあったようでしたが、
「文化的な島にしていきたい」という意向のもと
今から20年ほど前に町長と福武書店の創業者とで開発された島で、
安藤忠雄氏設計の「ベネッセハウス」「地中美術館」
島民と共存するアートプロジェクトなどが方々で紹介されるようになり、
目にとまる機会が多くなりました。


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島を巡ってみると、
う〜んすごい。

点在するアートの
その不思議な馴染み方は、
例えるなら・・・
山形県における
ダニエル・カールのような自然さ!?

(こちらは、中でも
「目立つタイプ」の
草間彌生作品。)



だって、本当に「THE にっぽんの島」という趣きの島なんです。
人口3400人の、ゆったりのどかな、瀬戸内海に浮かぶにっぽんの島。
そんな島でおばあちゃんが可愛らしく歩く側に、突然アート。
これ日常だもの、という風な顔で素通りのおばあちゃん。
この島のアートは、なかなかのダニエル・カールっぷりです。

・・・さて、一番初めにでかけたのは「地中美術館」でした。

「地中美術館」は、この土地の素晴らしい景観を損ねることがないように、
その姿のほとんどが地中に埋められた美術館です。
ひょっこりと地上に建物の頭がのぞいたところは、屋上に緑が植えられて、
それが茂る将来には、そこに美術館があることも、ほぼ分からなくなるのだそう。
(もうすでに、ずいぶん埋まっているようにも見えました。)

大きな思いが込められているなあ・・・と思ったのは、
モネの「睡蓮」(縦2m、横6mという大作)を見たとき。

「自然光の中でみられるように。」

としつらえられた部屋の素晴らしいこと!
足元には白く小さな四角い石がびっしりとタイルのように敷き詰められた、
オール真っ白の大きな部屋なのですが、
天井からじんわりと降り注いだ陽の光が白い部屋で新しく広がって、
その絵を映し出す様は、ほんとうに息を呑むほど。

ずうっと見ていると、その絵が、
「よかった〜安住の地を見つけることができて!あ〜ワタシ幸せ!!
 (ここから小声)・・・でもねまさか日本の直島にくるとは思わなかったわ・・・」

・・・と言っている感じがしました。(勝手に設定は女性)

こんなにもしみじみ感動的だったのは、
お天気の具合(陽の入り方も違うのかな?)に恵まれたのと、あと一つ、
運もあったのかもしれません。
私たちがその部屋へ入った時に誰もいなかったのです。
第一印象って、こういう時にも大事なものなのですね。

その白い部屋でひとつ気になったことが。

ちょうど入り口あたりの足元、整然と敷き詰められた白い石の中に、
たった一つだけ赤い色をした石がポツンとあったのです。
何気なくそこに立って、目の前の絵を見たら・・・
あら?この位置、ど真ん中な気がする。
・・・もしかして、実はヒッソリここがベスポジ・・・とか?!

とっても気になったので、側にいたスタッフの方に聞いてみたところ、

「特に・・・関係ございません。」

と、小声の即答。
え?たまたま赤かっただけなんですか。
そうでしたか・・・

そんな風に存分に「睡蓮」の部屋を楽しんだ(?)後、
他には、ここまで感動するものはないんじゃないかと思いつつ歩いた館内ですが、
そんな私が浅はかだったと知るのは、その10分後でした。

ジェームズ・タレル作品です。
光そのものをアートとして表現したもので、
「光を正確に体験する」というコンセプトのもと、
その光スペースに人々が実際に身を置いて作品を体感する・・・
というのがあったのです。

どうしたって文章には書けない不思議な体験をしました。
これは、体験してみないとわからない感覚・・・

四角くボウッと青く光る部屋に、「お入りください」と誘導されるのですが、
「えッ!・・・入るの!?」
と一瞬ひるむような、異次元的ためらいを感じる空間なのです。
おそるおそる足を踏み入れてみると、目隠しをされたときくらい不安な足取りに。
見えない何かに吸い込まれるような、あやうい浮遊感。
立派な作品に対して例えが大変悪くて申し訳ないのですが、

「もしかしたら、三途の川を渡る時ってこんなカンジなのかも・・・」

と思いました。
あ〜これじゃ全く伝わらないのですが、これが精一杯の感想(私ってダメね)。

光が効果的に使われているのを「みる」のではなく、
こんなふうに計算し尽くされた中で「体感する」のは、
実際はじめてだったように思います。
つい10分前に居たモネの白い部屋とのギャップにクラクラッ!

だからもう、美術館を出る頃には、すっかり大満足。
徹底した管理のこちらの美術館は、美術館とは離れた場所に受付があり、
その場でカメラ・携帯電話は預けなくてはなりませんでした。
ほんとうは撮りたかった美術館の外の道路には、
モネが愛したといわれる花々たちが植えられた遊歩道があり、
観賞後の気持ちとあいまって、とても気持ちの良い散歩道でした。

なんだかずいぶん長くなりましたので、
今日はこのへんで。

※草間彌生氏の版画作品が、今、 以前チャリティー作品展に出品した 
ギャラリーで見られます(6/7まで)。

心ゆくまで、あの水玉を堪能できそう!
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by cherry_icecream | 2009-05-21 22:29 | 写真

「かがわ、いいわ〜! その1」

以前、こちらで「経県値」というのを調べた話を書きましたが、
その時に改めて気づいたのは、

「私って、四国へ行ったことがないのね。」

ということでした。
以後、その「経県値」なるものを上げるべく、
北海道へ出掛けたりしてきましたが、
ついに、四国初上陸の時を迎えた私。

香川県(高松)へ行ってきました。

きっかけは、夫の出張です。
異動したら出張先もかわり、たまには高松へ行くことになりました。
「今度の高松出張の翌日は休みが取れそう」というので、
じゃあ私もいく!

・・・というわけで、急遽決まった経県値アップの旅。
一緒の飛行機で出掛けて、高松空港で夫と一旦バイバイ。

夫は、仕事のはじまり(いってらっしゃい♪)。
私は、旅のはじまり(ムフフ♪)。

ホテルへ荷物を預けて身軽になったら、
おなかがグウ〜。

先ずはやっぱり、うどんうどん!!
と思い、ドキドキしながらひとりでうどん屋さんへ。


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きゃーーー!
すごいわすごいわっ!!

迷うわ迷うわっ!!

どうするのどうするの、
どれを食べるの、わたし!!



・・・と、叫びたい気持ちだけれど、なにしろ一人。
眼圧だけ高くしながら、ボードを食い入るように見つめました。

そうしている間にも、どんどん人が店内に吸い込まれていきます。
よ、よおおし!!私も入るのだ。
ドキドキ。セルフのお店。


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これに決めました!

お店の名物らしい
「温玉ぶっかけ」。

こちら、翌朝に食べた時の
写真なのですが、
なんと朝は、
ちくわ天がサービスです。
これで、な、なんと、
290円ナリ(驚!!)。

・・・安すぎませんか?
・・・大丈夫ですか?




・・・そう、香川の方は(四国の方は?)、
朝ご飯にもうどんを食べるのですね。知りませんでした。
調べてびっくり、5時や6時という早朝から始めているお店も多いのです。
みんな地元の方々は贔屓のお店があったりするのかしら。
うらやましい。

おひるにも食べるし、おやつにも食べる。
しみじみと胃に落ちる温かなお出汁。

きっと高校生とか、学校帰りに食べるのでしょう。
いいなあ、すばらしすぎる環境です。
この地に育ってしまったら、将来仮によその地に越した時、
ものすごく不安になるはずだ、と思いました。
こんなに気軽に、こんなに美味しいうどん屋さんが
そこかしこにある環境・・・もはや罪です。

私、こんなにも続けてうどんを食べたのは人生初。
お米命の私ですが、香川のうどんには目がハートになりっぱなしなのでした。

福岡にいる時も、うどん、もっと食べればよかったなあ。
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by cherry_icecream | 2009-05-19 21:49 | 写真

「HAPPY DAY」

谷中のカフェで、陶芸家の友人奈々さんがつくる素敵なうつわと
美味しいお料理のコラボイベントがあり、ルンルン気分で出掛けてきました。

・・・なんて、サラッと書きましたが、
実は、奈々さんとは初対面のワタシ。

奈々さんは、私の「友人の友人」なのです。

そんな繋がりから、いつしかお互いのブログを読み合うようになり、
たまにコメントの書き込みをしたりするようになり、
だからweb上ではすっかり知り合いのような気持ちになっていたのですが、
いざ会うとなると・・・ドキマギ。

ナナさん・・・
私のこと、どんな人だと思っているだろう。
期待に添えなかったら悪いなァ・・・
でも、もはやどうにも取り繕えません、だって会ってしまうのですから!

挨拶の時、思わずテンション高めになってしまったことを
すかさず反省しながらも、ナナさんの柔らかな笑顔に助けられて
とっても楽しい時間を過ごすことができました。

築100年という、その立派な古民家のお店は
スタッフの方のお人柄と相まって、ゆったり温かな雰囲気。
食事はこちらで♪・・・と通して頂いたところは、
もう「お宅のお部屋」そのものでした。
深いあめ色の柱や梁をジーッと見つめていると、
吸い込まれるように眠気が・・・いけないいけない・・・

・・と、そこへ登場!
ナナさんとカフェのマイさんのコラボランチです。


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私の写真、イマイチ・・・

※キレイな画像はコチラ!



お豆のスープと、お野菜タップリのカレープレート。
どちらも素材の美味しさに溢れていて思わずニンマリしちゃうのですが、
飲み込んだ後にもう一度、遠くで美味しい味がするのです。
やさしくて複雑なスパイスの香り。ウットリ。

今回、ナナさんの作品テーマは「星屑と月のかけら」。


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こちらの器も、底を見ると
小さな星がちりばめられていて
とっても愛らしいのです。
見えないところに小さな宇宙。

私は星の型押しがかわいらしい器を
ひとつ購入させて頂きました。
お家で使うのがたのしみ!
(アイスクリームをのせちゃう予定)



ナナさんは写真を撮ったり、石鹸づくりもされているのですが、
「時間がかかるものが好きなのかもしれない」という一言が印象的でした。
私も、もっと長いスパンで取り組む絵とか、いつ描き上がるのかわからない絵とか、
時間を楽しむ描き方っていうのを考えてみようかなあ・・・。

さてお料理ですが、ご注目。
上のゴハンの写真の中央に横たわっていたのは、
なんとパンでできたスプーンなのですよ!



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キャー!かわいすぎます!
これですくうのです。
こんなふうに。
でもパンも早く
味わいたい・・・

「柄から食べるといいよ」
とアドバイスを受けて
・・そうか・・!



一緒にでかけた友人と、知り合いの方と、5人揃って食べたごはんでしたが、
それぞれスプーンの食べ進め方が違って、なんだか面白かったです。
(ウフフ・・・性格が出るの?)



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このスプーンパンは、
器に合わせた質感を出すために、
材料や配合に気を配って
出来上がったものなのですって。

店頭に置かれたスプーンパンたち。

スプーンという機能を携えて、
なんだかちょっぴり誇らし気な姿が
とってもかわいい♪

これからいろんな人の
お腹におさまるのですね。



ところで、こんなすばらしいパン、「スプーン」だけとは言わず、
もっといろんなところで活躍できるのでは。・・・例えば、眼科の検眼とか。
こんなステキなのを差し出したら、きっとちびっ子だって、喜んで検眼。
大人だってテンションが上がりそう!
視力0.1の人も、思わず0.5くらいまで見えるようになるかもしれない。

さて・・・
お腹が一杯になったのに、となりのオーブンからはイイ香りがしてきました。
焼き上がったばかりのスコーン・・・これをスルーするのは非人間なのでは?
という気持ちになり、チャイと一緒にオーダーです。
こちらのうつわも、もちろんナナさん作。



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ちゃぶ台を囲んで一緒になった知らない方とも話が弾む。
そういう空気がゆるりと流れている、とても素敵なお店なのでした。




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夜はグッと照明が落とされて、またちがった雰囲気になるのだそう。
この場所で、夜風に吹かれてお酒なんて飲んでしまったら、
あらら・・・大変なことになってしまいそうです。
谷中という街の雰囲気の魅力も確かめに、是非ともまた来てみたい。

私の”いろんなデビュー”をアシストしてくれたMちゃん、どうもありがとう!
とってもHAPPY な一日でした。




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帰り道、人のいない路地で、
ちょっとスキップしてみました。

そんな、終始るんるん気分の一日。

「奈々さんのサイト」

「maqha & HAPPY F∞D」
金曜日13:00〜・日曜日12:00〜
東京都台東区谷中5-2-29
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by cherry_icecream | 2009-05-15 22:13 | 写真