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「インド式」

この連休中に、ウーンと唸ってしまったことがありました。

それはインドの計算方法。

インドでは、日本の九九にあたる暗算を
19の段まで覚えるのが普通だと聞いています。
最近本屋さんでよく見かけるインド式の計算ドリル・・
ちょっと高度なドリルなのかなあ・・・と遠目に見ていましたら、
昨日、夫がそれを買って帰ってきました。

夫は私と全く違って数字に強く、また、
計算をはじめとする理数系能力の衰えを潔しとしないので、
10年以上も前から数学の問題集などの本を買っては
日常的に解き続けているような人です。
そんな夫のおかげで、その、まるでカレーのパッケージのような
インド式計算ドリルは我が家へやってきました。

ほおう・・・などといいながらペンを走らせていた夫でしたが、
その日の夜。お風呂上がりのクールダウンタイムに、
”インド式計算ショー”が始まりました。

「ええか、ちょっと見ててなー」

というやいなや、練習問題のページにある”ふた桁×ふた桁”の計算を、
ほとんど瞬時に、答えをダイレクトに算出。
計算をしているとはにわかに信じ難い速さです。
そのやり方を私も習ったのですが、これがまた、
数学オンチの私にもズバン!とストライク。

26×28・・・・こんな計算、普通はつい筆算してしまいますよね。

ところが、インド式計算だと、26×28=34×20+48 =728
たったのこれだけなんです。・・・でも、なにこの式は?

「インド式」_a0103434_2024285.gif


26×28・・・を四角にしてみます。

26と28は、十の位が同じ数なので、
緑色のところをグイーンと移動可能。


グイーーーン。


すると、「20」で括る事ができる四角が増えて、
あーらかんたん!
あとは、赤い四角分を足せばOK。

(26+8)×20+6×8

=34×20+48=728


んーカンタン。
インドでは、こういう”計算しやすい考え方”を学校で沢山教えるので、
2、3桁くらいの計算は、かけ算でも割算でも皆ササッと解けてしまうのだとか。
私も、これを小さな時に知ったら「数字ってオモシロイな」と思い、
もうちょっと数学が好きになれたかもしれません。
by cherry_icecream | 2007-09-25 20:42 | イラスト


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